黒留袖会 デュッセルドルフ
眠っていた大切な一枚に、もう一度光を当てるための礼装の集い。
デュッセルドルフにて、近日開催予定。
黒留袖や黒紋付は、本来、特別な場のための装い。
けれど今は、その「特別な場」自体が少なくなり、
多くの着物が箪笥の中で静かに眠っています。
でも、本当は——
その機会は、自分でつくることもできるのではないでしょうか。
夫の祖母は、黒留袖を誂えました。
けれど、一度も袖を通すことはありませんでした。
その着物が、未使用のまま、私のもとへ。
そして、ふと考えるのです。
私は、いつこれを着るのだろう。
このまま、また20年眠らせてしまうのだろうか、と。
その問いが、ずっと心に残っていました。
黒留袖会 デュッセルドルフ は、
その答えとして生まれた会です。
黒の礼装を纏い、食事や会話、写真を楽しみながら、
本来あるべき時間を、この一枚にもう一度与える。
黒留袖をお持ちの方、受け継いだ一枚がある方、
あるいは、いつか着てみたいと思っている方へ。
飾るためでもなく、決まりのためでもなく、
箪笥の中に留めておくためでもなく。
着物を「体験する」ための場として、
この会をひらきます。
